ゆるゆるワーママのふたり育児記録

2013年5月第一子出産。 2015年12月第二子出産。 第二子妊娠中、28週で切迫早産と診断されてからの記録。主に育児中心のひとりごとです。ゆるゆるアラサーワーママです。

主婦に優しくすると景気が良くなる

風が吹くと桶屋が儲かる、的な。


先日、息子を連れて電車で外出していたときのこと。

ベビーカーでお出かけしていましたが、息子がぐずりそうだったため、抱っこ紐で帰ることに。

抱っこ紐で息子を抱っこし、ベビーカーを押して地下鉄に乗りました。

平日の日中のメトロは休日よりも空いているものの座席は9割埋まっている状態。

家の最寄り駅まではたった2駅なので私は乗降口付近に立っていました。

1つ目の駅でどわっと降りてその後パラパラと人が乗ってきました。

何気なく、空いているほうの座席を(の向こうの窓の外)をぼーっと眺めていたら、そこに座ろうとした女性が

「ここ、座ります?」というジェスチャーをしてくれました。

「次で降りるんで大丈夫です。ありがとうございます」とまたジェスチャーで返し、扉が閉まり電車は発車しました。

空いた座席を恨めしそうに見ていたように見えちゃったかな・・・恥ずかしいな・・・

よっぽど息子が重たそうに見えたのかしら(まだ3ヶ月)

・・・と考えていたら、そのやり取りを見ていなかったサラリーマンのおじさんがわざわざちょっと離れた座席から立ってこちらに来て、

「席、どうぞ」と言ってくれました。

とってもありがたかったんだけど、次の駅で降りるし、

「ありがとうございます、次降りるので大丈夫です」と断って、次の駅で電車を降りました。

わざわざ席を立ってまで子供を抱っこした私に席を譲って下さるなんてなんて素敵な方なんだろう!

こういうときは、本当はありがたく座らせてもらってその優しさに応えるのが礼儀というかお礼の形なんだとおもうけれど、、

女の人にもおじさんにもありがとう!!と心の中でうんと呟き電車を降りました。


子供を連れて外出すると色んな人が助けてくれます。

娘と息子とスーパーに行くと、息子を抱っこ紐で抱っこしているので重たい娘をなかなかカートに乗せられなくてもたもたしていたら、近くにいたおばさんが代わりに娘を抱っこしてカートに乗せてくれたり。

エレベーターがない駅で息子を乗せたままベビーカーを担いで階段を上っていたら、反対から来たOLさんが手伝ってくれたり。


子連れゆえに嫌な思いをすることも残念ながらあるけれど、それ以上に知らない誰かが差し伸べてくれた暖かい手のほうがずっとずっと心に残ります。

私がもう1人忘れられないのは、娘が1歳なりたて頃乗った帰省の飛行機の中で会ったおばさん。
飛行機という密室で愚図られると本当に冷汗ものなのですがその時は何をしても娘が大泣き。娘を抱っこして機内の1番後ろのスペースをウロウロしていたらトイレに来たおばさんが、私に「頑張ってるねぇ」と声をかけていただいたのです。私はきっと思いつめたような顔をしていたのでしょう、娘の足をさすりながら「泣いてもいいんだからね〜」と言っていただきました。
お願いだから泣き止んで!泣き止んで!と1人パニックになってたのでその言葉に思わず涙ぐんでしまい。

それから降りる時、わざわざ座席が離れている私と娘のところに来て、「私にも孫いるからー。頑張ってね!」と言って娘にふなっしーのキーホルダーをくれたのです。

本当に嬉しかったなぁ。
あれから2年近く経ちましたが忘れられない。



この日は女の人にもだけど特にサラリーマンに声をかけていただいたのが本当に嬉しかったので、駅前の花屋でガーベラを1輪買いました。

単純な私です。

でも、外出先で見ず知らずの方に優しくされると本当にすっと心がほどけていくんです。

子連れの外出は何かと予想外のトラブルが起こりがち。逞しいおかーちゃんになったから、勿論1人でも対応出来るけれど誰かに助けてもらったり、声をかけていただけるとうんと楽になる。1人だけど1人ぼっちじゃないんだなって心が軽くなる。

嬉しくなると、いつもより少しだけお財布の紐が緩くなる。

お財布の紐が緩くなると、スーパーではワンランク上のお肉を買う。

または夕飯のおかずが1品増える。晩酌のおつまみだったら尚よろし。

それを食べた夫は、美味しくて明日も仕事頑張ろう、と思える。


結果、翌日の仕事でちょっとだけうまくいく。

ちょっとうまくいった日は気分が良いから部下を誘って飲みに行く。

そんな日はお酒も進む。

飲んだ帰りに、妻の好物のハーゲンダッツを買って帰る。

急な飲みでちょっとご機嫌斜めだった妻もそれを食べて機嫌よくなる。
家庭平和も保たれる、と。

スーパーのところから完全なる妄想ですが、きっと家計を握る主婦に幸せなことが起こると、景気も上向きになるんじゃないかなぁ、なんて思いました。



洗面所を華やかにしてくれている1輪のガーベラを見ながら、そーんなことを考えました。


子連れに席を譲れと言っているわけではないですが、周りを見ていつもは視界にとどめないような子連れ主婦がちょっとしんどそうだったら、ちょっとだけ出来る範囲でのお手伝いをしていただけると周り回って良い事があるかもよ、というお話でした。

因みに、我が家はその日の晩御飯は漬けマグロ丼。
私は海鮮ものには酢飯派だから普段なら夫にも酢飯で食べてもらうのだけど白ごはん派の夫の為にわざわざ炊きたてご飯を用意するという、いつもならしないひと手間を加えました(笑)無洗米だけど。
夫のモチベーションか上がったかどうかは不明ですが不機嫌にはなってないぞ。

私も今は助けてもらうシーンが殆どだけれど、困ってる人がいたらサポートがスッと出来るスマートなおせっかいおばさんになるよー。